【エルサレム支局15日】
イスラエル紙ハアレツ(電子版)によると、イスラエル政府は14日、安全保障閣議を開き、国内へのパレスチナ過激派侵入を防ぐため、ヨルダン川西岸沿いの一部地域に全長57キロ、幅5キロにわたる「緩衝地帯」を設置する計画を承認した。
緩衝地帯設置はさる2月閣議決定されており、フェンスと障害物、電子監視装置が設置される。シャロン首相はエルサレム地域、イスラエル北部のウム・アル・ファハム近郊、西岸のトゥルカレム周辺部の3か所について、直ちに設置へ向けた工事を始めるよう指示したという。
また、同首相は14日の閣議で、「緩衝地帯」はあくまで安全保障上の措置で、イスラエルの東部国境線を画定するものではないとの立場を示したという。
(4月15日13:16)