AP通信によると、エジプト航空の子会社のシナイ航空は12日、カイロ−テルアビブの定期運航を停止すると発表した。これでエジプトとイスラエル間を結ぶのは週2便のエルアル・イスラエル航空だけとなる。
シナイ航空は、エジプトとイスラエルが平和条約を締結した1979年に設立された。最盛期はカイロ−テルアビブで週5便を運航していたが、パレスチナ情勢の悪化した一昨年以降、頻繁に欠航するようになり、最近は週2便に減便されていた。
同航空の操縦士らは、イスラエルへの運航は「精神的苦痛だ」と訴え、イスラエル軍のパレスチナ自治区への侵攻に抗議するため、運航停止を主張していたという。