サウジアラビアで11日、パレスチナ支援金を募るためのテレビ番組が放映され、10時間で2億1000万リヤル(約75億円相当)が集まった。12日付のアラブ・ニュース紙(電子版)が報じた。
番組はファハド国王の命令で放映され、寄付には国王やアブドラ皇太子ら王族も参加した。
市民はリヤドとジッダのテレビ局を訪れ、現金以外にも、金製品、救急車などの車や家電製品、服、さらには、イスラエル兵と戦うための投石器まで寄付した。
「治療が必要な人のために、腎臓の一つを提供する」と申し出る男性も現れるなど、「イスラムの同胞」としてのサウジ人の意識が鮮明に表れた。(カイロ支局)
(4月13日12:33)