[ワシントン 11日 ロイター] アラブ諸国などを対象とした世論調査で、米国の映画や製品について好ましく思っている半面、米国の中東政策には反対の立場であり、米国民に複雑な感情を抱いていることが明らかになった。
調査を行なったのは米ゾグビー社。調査はエジプト、サウジアラビア、レバノン、クウェート、アラブ首長国連邦、パキスタン、イラン、インドネシア、フランス、ベネズエラの10カ国で実施。「米国への印象」と題して、米国の国民、文化、外交政策(特にパレスチナ関連)に対する感情を調査した。
ベネズエラ以外の各国で、7割以上が米国の中東政策に反対を表明。
米国民に対する感情は様々で、好意的に見ていると回答したのは、エジプト35%、サウジアラビア43%、イラン34%だった一方で、クウェート50%、レバノン63%、パキスタンとフランスでは71%に上った。
また、米国の映画、テレビについては、フランスは47%にとどまったものの、それ以外の国では、高い支持率をマークした。
(ロイター)
[4月12日16時56分更新]