イスラエル外務省は、チュニジア・ジャルバ島のユダヤ教礼拝堂付近で発生した爆発事件は、テロリストによる攻撃で、チュニジア当局が主張しているような事故ではない、との見方を示した。
事件では調理用ガスを積んだトラックが爆発、運転手と警官1人、ドイツ人観光客4人の6人が死亡、20人が負傷した。
チュニジアの国営TAP通信は目撃者らの情報を基に、運転手が警官の停車指示を無視してスピードを上げ、歩道に乗り上げて礼拝堂周辺のフェンスに激突した、と伝えている。
チュニジア政府は、即座に爆発は事故によるものと発表。
だが、イスラエル外務省の北アフリカ担当デスクは、礼拝堂が市の中心部ではなく郊外に位置していることなどを挙げ、車両が偶然そこに居合わせたという可能性はきわめて低い、と指摘。爆発は計画的なテロ攻撃だったと考えられる、とロイター通信に語った。