米東部ニュージャージー州で現職警察官が9日、自宅近所の住民5人を射殺、自宅にいた上司にけがを負わせて逃走した。同州警は「武装していて危険」として厳重な捜査態勢を敷いたが、10日朝になって犯人のエドワード・ラッツ容疑者が自分の乗用車の中で自殺しているのを発見した。
報道によると、ラッツ容疑者は同州シーサイドハイツ警察に15年間、勤めたベテラン。9日夜、隣家の住民2人と向かいの家の3人を拳銃で次々に射殺。その後、近くの町に住む同署の署長を撃ったという。署長は病院に運ばれ、命には別条ないという。犯行の動機などは明らかにされていない。
現場は住宅街で、今年2月に退職警察官が孫娘と住民3人を射殺した事件のあった所と近接している。(ニューヨーク共同)(毎日新聞)
[4月11日8時40分更新]