ドイツのシリー内相は、フランクフルトで行われたイスラエル支持者による抗議集会で、中東における紛争は早急に停止されなければ他地域に波及する可能性がある、と警告した。
同内相は集会に参加した約2000人を前に「中東での出来事が、欧州やその他の地域に影響を与えないという幻想を抱いてはならない」と述べた。
そのうえで「テロ行為や流血の事態が収拾されなければ、予測不可能な結果を招き、中東以外でも多くの人が苦しむことになる」と警告した。
集会は、イスラエル軍がヨルダン川西岸地区への侵攻を開始して以来、欧州各地でユダヤ人やユダヤ関係施設を狙った犯罪が相次いでいることを受け、ドイツのユダヤ中央評議会が組織したもの。