北朝鮮の平壌放送は10日夜、小沢一郎自由党党首が6日の講演で、日本の核武装の可能性に言及したことに対して「核武装化の野望をさらけ出した暴言」と題する論評を伝えて非難した。
論評は小沢党首を「核武装化の野望が骨の髄まで染み込んだ核戦争狂信者」と名指しで非難した。
論評は「日本は2010年に約100トンのプルトニウムを確保するとの目標の下で、その実現に躍起になっている」とした上で「小沢一郎(党首)の今回の妄言は、日本のこうした政策にその基盤を置いている」と主張した。
論評は「事実上、日本は今日、核兵器製造に必要なすべての技術、装備、材料を整えたといえる。日本はアジアにおいて極めて危険な核戦争の温床となっている」と強い懸念を表明した。(共同)