(回答先: イスラエルとパレスチナ代表、人権委で非難合戦〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 03 日 18:41:17)
【エルサレム3日=平野真一】
イスラエルのシャロン首相が2日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマッラで監禁しているアラファト自治政府議長について、自治区に戻らない「片道切符」の条件で亡命が可能だと言及したことについて、アラファト議長は同日夜、「ここはやつの郷土なのか、我々の郷土なのか」と述べ、応じる考えのないことを明らかにした。カタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」の電話インタビューに答えた。
議長はまた、イスラエル軍がこの日、西岸ベツレヘムのキリスト教会やモスク(イスラム教礼拝所)を攻撃したと非難。「これは全世界に対する十分なメッセージだ。なのにあなたたちはどこにいるんだ、と言いたい」と、国際社会の無力ぶりに強い不満を表した。
議長は先月29日以来、ヨルダン川西岸ラマッラの議長府で監禁状態に置かれているが、動静が伝えられたのは2日ぶり。アブルデイナ議長顧問によると「水、薬はなく、食糧も底をつき始め、非常に深刻な状態」という。ただ、イスラエル放送は、軍が2日午後、議長に食糧、飲料水、薬を提供したと報じている。
(4月3日14:31)