米国は、専門家の間で「ダーティー・ボム」(汚い爆弾)として知られる兵器の製造を防止するための対策を強化する。
具体的には、過激派が「ダーティー・ボム」の製造に用いる可能性のある放射性物質について、地球規模で安全保障を強化する方針。
米核安全保障局のゴードン局長によると、不拡散対策はこれまで、こうした武器に使用される可能性のある核兵器や核分裂性物質についての安全保障を主に重視してきたが、より低水準の放射性物質の対策を強化する必要がある。
今後の課題は非兵器レベルの核分裂性物質の対策だが、米国はこの問題に取り組み始めた段階で、同盟国やロシアと協議を始めたという。