[ワシントン 2日 ロイター] 昨年9月11日の同時多発テロ以降、安全保障に力を入れている米国は、デジタル写真などを採用することにより、偽造がより困難になるパスポートを導入する。
国務省のリーカー報道官が明らかにしたもので、新たなパスポートは8日から発行される。
今後海外で発行される全ての米国のパスポートは、大使館や領事館には技術がないことから、現地ではなくニューハンプシャー州ポーツマスで処理されることになる。
報道官は、新たなパスポートの見本を公開したが、写真以外の新たに導入された機能についてはあきらかにしなかった。
新制度の導入に伴い、海外滞在者の場合は交付までの期間が約1週間に延長される。ただ、緊急渡航の場合は、デジタル版パスポートに交換可能な仮パスポートが引き続き交付される。(ロイター)
[4月3日15時53分更新]