本日(4・1)午後にNHK衛星1で放送された「BSニュース」は、先月末に行われた海保の調査で昨年末の不審船船内から5〜6人の遺体が発見されたと報じた。
★ 調査から1ヶ月たってから「遺体発見」を公表する海保に対して問題提起さえしないメディアに不気味さを感じる。
遺体が残されていることがわかったのであれば、他にも遺体がある可能性もあるのだから、弔うために不審船を引き揚げる必要性があるだろう。
5〜6人の遺体が発見されたと言うことは、日本政府及び海保は、正当な理由もなく、20〜21人を殺したということになる、
======================================================================================
不審船、海保の調査で数人の遺体を確認 [読売新聞]
鹿児島県・奄美大島沖で昨年12月に起きた不審船事件で、海上保安庁が2月下旬に実施した水中カメラによる船体調査で、船内に乗組員と見られる数人の遺体が確認されていたことが分かった。同庁などによると、不審船のブリッジは、沈没直前の爆破で吹き飛んだと見られ、ブリッジ下の甲板部分に大きな穴が開いて、船外から機関室内部が撮影されていた。
見つかった遺体は損傷が激しかったが、水中カメラでは詳細な撮影ができず、爆破によるものかどうかは確認できないという。同庁では今月下旬、ダイバーによる潜水調査を実施し、5月以降には船体を引き揚げて、船内を捜索し、遺体や遺留品などについて調べる方針だ。
(4月1日13:13)
------------------------------------------------------------------------------------
2002年04月01日 [毎日新聞]
不審船:船内に数人の遺体 水中カメラによる調査で確認
鹿児島県奄美大島沖で沈没した朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)籍とみられる不審船の引き揚げの可能性を探るため、海上保安庁が2月末から3月初めにかけて行った水中カメラによる調査で、船内で数人の遺体が確認されていたことが1日までに分かった。損傷の激しい遺体もあり、第10管区海上保安本部(鹿児島)と鹿児島県警の合同捜査本部は、不審船が沈没前に自爆した可能性がさらに強まったとみて捜査している。
調べによると、損傷した遺体の中には一部が欠落したものもあった。船体は全体としては原形をほぼとどめているものの、船橋などが船体から分離していた。船体からは機銃などの武器も見つかった。
これらのことから、捜査当局は不審船が燃料の引火などではなく、爆発物を使用して意図的に爆破されたとみて分析を進めており、船体の引き揚げに強い期待を掛けている。
海保は2月25日にソナー(水中音波探知機)で船体の位置を確認した後、自航式の水中カメラによる調査を3月1日まで実施。4月末ごろに潜水などの有人調査を行った後、6月ごろまでに引き揚げを行うことを目指して準備を進めている。
[毎日新聞4月1日] ( 2002-04-01-12:44 )
-----------------------------------------------------------------------------------
沈没不審船内に5人前後の遺体 海上保安庁が確認 [朝日新聞]
鹿児島県奄美大島沖の不審船事件で、海上保安庁が水中カメラ調査で、沈没した船内に5人前後の遺体を確認したことがわかった。ボートなどを出し入れする目的とみられる隠し扉が船尾にあることや、機銃などの武器も確認された。
調査は2月末にあり、遺体は船体付近や船内に残されていたが、損傷が激しいという。操舵(そうだ)室などがある船橋(ブリッジ)は、船体から離れた場所で見つかった。遺体や船体の損傷は、沈没直前に船内で起きた爆発の衝撃を裏づけるものと、海保はみている。(13:01)