(回答先: 仏のユダヤ教礼拝所に車突っ込む 反イスラエルの犯行か〔朝日新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 3 月 31 日 23:12:29)
パレスチナ通信は31日朝、イスラエル軍がヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラの議長府への突入を図り、警護隊と激しい銃撃戦となったと報じた。イスラエル軍は議長府突入を否定したが、銃撃戦があったことは認めた。自治政府高官は「議長の生命が危ない」と訴えている。イスラエルのシャロン首相は議長追放を主張しているとされ、今後の展開は不透明だ。
パレスチナ通信によると同日午前8時半ごろ、イスラエル軍は議長府に激しい銃撃を加え、議長執務室に突入しようとして、議長警護隊と激しい銃撃戦になった。議長府にいるアブルデイナ議長報道官は午前10時半ごろ、米CNNテレビに対して、「イスラエル軍は議長府の西側の壁から突入しようとし、なお銃撃は続いている」と語った。また自治政府のエレカット地方行政相は「銃撃はアラファト議長がいる2階で起こり、警護隊2人が負傷した。議長も危険にさらされている」と語った。
議長府では同日午前、2度の爆発があったという。イスラエル軍が手投げ弾を投げたともされる。パレスチナ通信は、午前10時半ごろ、イスラエル軍戦車が議長府を砲撃し、さらに催涙弾を議長府内に撃ち込んだと報じた。当地での情報を総合すると、イスラエル軍は議長府に隣接する総合情報局本部などを制圧し、占拠した。議長府の住居棟は既に占拠され、アラファト議長がいる執務室・会議棟に向けてイスラエル軍の攻撃が続いている模様だ。
ベンエリエゼル国防相は30日夜のテレビ会見で「議長に危害を加えることはない」と明言した。シャロン首相は31日午後、再度治安閣議を開いて軍事作戦の今後の展開について協議を続けるという。
一方、パレスチナ筋の情報によると、イスラエル軍はラマラ市内のほぼ全域を制圧し、外出禁止令を敷いて、一戸ごとに家宅捜索している。また治安警察本部を15両の戦車で包囲し、ラジューブ警察長官に逮捕している過激派メンバーの引き渡しを求めている。31日午前中にラマラで9人のパレスチナ人が銃撃で死んだ。ベツレヘム自治区にも侵攻、トルカレムでは31日未明、イスラエル軍特殊部隊がパレスチナ人活動家2人を暗殺したという。(23:07)