(回答先: パレスチナ自治政府、パウエル米国務長官の発言に失望感表明[ラマラ(ヨルダン川西岸)29日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 3 月 30 日 10:58:13)
パウエルはイスラエルを非難せず、パレスチナのみを非難している。その姿勢は、アメリカの資源戦略からして当然の事だ。パウエルはアメリカという「チーム」の一員なのだから、イスラエル支持発言は当然のことなのだ。
その事をとやかく言っても、それは詮無き事だ。パウエルはグラディエーターのマキシマスでは無いのでね。彼は、単なる役人なのだ。それ以上でも、それ以下でもないのだね。
アメリカとイスラエルはこの手の暴力的対応しかできない国家であるのは、その成立からして暴力革命国家であるから当然だろうね。それは日本も同じだがね。
であるからには、パレスチナ人にだけ「非暴力運動」を要求するような木村愛二の主張も通りそうに無い。そもそも、日本にいながらにしてパレスチナやアフガンやコロンビアのゲリラ勢力に非暴力を訴えても、どうにもならないね。日本人が世界の事柄を決定しているのでは無いのだから、それは筋違いだろうからね。
しかし、パウエルがパレスチナを非難したのは、「予定通り」のシナリオらしいのだね。それは、「名誉革命」の国という事になっているイギリスの新聞が報道している事だ。こうあるね。
US was told of attack plan
Matthew Engel in Washington
Saturday March 30, 2002
The Guardian
The US secretary of state, Colin Powell, said yesterday that Israel had told Washington in advance of its plans to attack Yasser Arafat's compound and given assurances that it intended to isolate the Palestinian leader, but not to kill or capture him.
Mr Powell condemned recent Palestinian terrorist attacks "in the strongest possible terms", but did not criticise the Israeli action.
下略
http://www.guardian.co.uk/israel/Story/0,2763,676256,00.html
アメリカ政府にとっても、イスラエル政府にとっても、このパレスチナ自治区領土への侵攻はかねてからの計画に沿ったものに過ぎないという事だ。しかし、イスラエルでは、パレスチナ侵攻に反対する世論が巻き起こっていたのだね。その逆風を無視して人様の自治区領土に侵攻ができるかというと、それはそれ程簡単ではない。この侵攻が、シャロン首相とダブヤ暫定大統領の政治生命をさらに縮めるかどうか、それが見ものだろうね。
二人とも、すでに政治生命は絶たれている。侵攻計画であがいてどうにかなるものなら、とうにどうにかなっているはずだね。藁をもつかむ心理とは、こういうものだ。日本の驕慢政府も支持率はさらに低落したらしいが、その運命はこの二人と同じだ。