(回答先: 反テロ戦、グルジアに拡大 米大統領が支援方針 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 2 月 28 日 18:19:18)
02/28 16:04 派遣はグルジアの要請 ロシアも理解と米高官 外信67
【ワシントン28日共同】米国務省高官は二十七日、グルジアへ
の米軍派遣は同国政府の要請に基づいて計画されたと指摘した上で
、ロシア政府とも十分に事前協議し、理解は得られているとの見解
を表明した。
同高官は、米政府が昨年九月、グルジアに調査団を派遣し、国境
警備状況などを視察後、グルジア軍の対テロ部隊訓練や装備提供の
ために米軍を送る方針を決めたと説明。「ロシアのイワノフ外相と
も度々協議している」と述べ、ロシア側に米政府の立場を十分に説
明していると指摘した。
米政府は、グルジアに国境を接するロシア・チェチェン共和国の
イスラム武装勢力の一部がテロ組織アルカイダと結び付いていると
みている。
一方、バウチャー国務省報道官は二十七日の記者会見で、「グル
ジアに派遣する米軍が戦闘行為に参加する計画はない」と言明。今
回の派遣を、五年前から続いている米国のグルジアに対する安全保
障面での協力の一環と位置付け、国境管理とテロ対策の分野で支援
することを明らかにした。報道官はまた、「米国はカフカス地域の
安定に取り組んでいる」と語り、米国が同地域の安全保障にも関与
していく姿勢を表明した。
米軍はフィリピン軍との「合同演習」を名目にイスラム過激派ア
ブサヤフ掃討作戦に協力しているが、今後もテロ組織に悩まされて
いる各国に対し「政府軍の訓練」「合同演習」などの形で、軍事的
な結び付きを深めていくとみられる。旧ソ連諸国での相次ぐ米軍の
影響力拡大に、ロシアは懸念を強めている。
(了) 020228 1604
[2002-02-28-16:04]