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米国務長官、イスラエル軍事行動を容認発言〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 3 月 30 日 11:03:49:

(回答先: イスラエルの軍事行動は中東和平プロセスへの宣戦布告=エジプト外相[カイロ29日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 3 月 30 日 11:02:35)

【ワシントン29日=林路郎】
パウエル米国務長官は29日記者会見し、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマッラにおけるイスラエル軍の軍事行動について「目的は占領でなく、テロ組織の掃討だ。イスラエルは自衛を試みている」と語り、原則としてこれを容認せざるを得ないとの考えを示した。長官は一方で「停戦プロセスを破壊したのがテロであることは明白だ」として、パレスチナ過激派よるテロ行為を強く非難。ジニ特使による停戦プロセスについては、交渉再開に向けた努力を継続する方針を明らかにした。
パウエル長官は、28日夜から29日にかけ、イスラエルのシャロン首相と電話で協議し、イスラエル軍により事実上、監禁されているアラファト・パレスチナ自治政府議長の身の安全を保障するよう要請した。一方で長官は、会見で「イスラエルは軍事行動の結果を考慮すべきである」と述べ、自制を求めた。
長官はアラファト議長とも電話で連絡を取り、テロ組織を抑制するための断固たる措置を取るよう要求。会見では「パレスチナ人の指導者であるアラファト氏の指導力がますます重要になっている」と述べた。
ブッシュ米政権は29日、政権首脳による国家安全保障会議を緊急招集した。パウエル長官は欧州連合(EU)、国連のアナン事務総長とも対応を協議した。
長官は、「(テネット停戦案へ至る前提条件と見られる)ジニ調停案をイスラエルは受け入れ、パレスチナ側も受け入れる用意を整えつつあるところで自爆テロが起きた。我々は目標を見失ってはいけない」と語り、パレスチナ市民と国際社会に対し、テロを糾弾し、和平プロセス再開に協力するよう求めた。
(3月30日11:05)

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