(回答先: 列車に放火し10人焼死 インド西部、宗教抗争で 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 2 月 27 日 19:16:19)
02/27 22:54 列車に放火し55人焼死 インド、宗教抗争が引き金 外信134
【ニューデリー27日共同】インド西部グジャラート州ゴドラの
駅で二十七日朝、ヒンズー教活動家多数を乗せた列車がイスラム教
徒住民らに放火された。地元のパンチマハルス地区当局者によると
、五十五人が焼死、四十三人が負傷した。
同地区当局は、両教徒間の衝突が拡大することを警戒し、地区全
域に外出禁止令を出した。
当局者らによると、死傷したヒンズー教徒らは、インド北部アヨ
ドヤにヒンズー教寺院を建設するよう求める集会に参加。グジャラ
ート州に戻り、駅でスローガンを叫ぶなどしていた。
列車が出発しようとした際、列車を取り巻いていたイスラム教徒
住民らが投石や放火を始めたという。四両が燃え、うち一両は全焼
アヨドヤでは一九九二年にイスラム教のモスク(礼拝所)がヒン
ズー過激派に破壊され、イスラム教徒との間で抗争に発展、約二千
人が死亡した。
政府与党のインド人民党に近いヒンズー教過激派団体「世界ヒン
ズー評議会」が、破壊されたモスク跡にヒンズー教寺院建設を計画
。三月十五日から作業を開始するとして約二万人がアヨドヤに集ま
り気勢を上げていた。
政府は二十六日、国会与野党を招集し、ヒンズー教寺院建設に反
対し九二年の暴動の再燃を防ぐことを確認するなど、政治的な問題
になっていた。
バジパイ首相は事件後、「とても悲しく不幸な出来事だ」と指摘
。寺院建設計画でヒンズー教活動家らの自制を呼びかけた。
(了) 020227 2253
[2002-02-27-22:54]