03/27 12:06 湾岸米軍が中枢移転準備か カタールへと英紙報道 外信47
【ロンドン27日共同】二十七日付の英紙ガーディアンは、米軍
がイラク攻撃に備え、湾岸地域における空軍の中枢機能をサウジア
ラビアからカタールに移す準備に着手したと報じた。
サウジがイラク攻撃への反対を表明し、軍事行動の拠点となるサ
ウジのプリンス・スルタン空軍基地の使用に難色を示しているため
。移転先はカタールの首都ドーハの南にあるウデイド空軍基地で、
今後は中東における米空軍の重要拠点となると同紙は伝えている。
同紙によると、米軍はコンピューターや各種電子機器などの移動
のため、入札に参加するよう業者に呼び掛けている。業者が同紙に
語ったところでは、移転の請負は数百万ドル規模の事業という。
米軍スポークスマンは「通常のビジネスであり、珍しいことでは
ない」としているが、軍事アナリストは「最新鋭の機器を移すこと
からみて、半永久的な基地の移転になる」と分析している。同紙に
よると、プリンス・スルタン空軍基地には四千五百人の米軍が駐留
している。
(了) 020327 1206
[2002-03-27-12:06]