(回答先: アフガニスタンジハードニュース(3/27) 投稿者 ドメル将軍 日時 2002 年 3 月 27 日 15:51:30)
03/27 09:57 国際部隊の地方展開困難に アフガン協議で米仏反対 外信39
【ニューヨーク26日共同】二十六日開催の国連安全保障理事会
公式会合で米国、英国、フランスの常任理事国三カ国がアフガニス
タンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)の首都カブール周辺
地域以外の地方都市への展開拡大に反対を表明、拡大は事実上困難
になった。
ISAFの地方展開は今後のアフガンの治安維持に決定的役割を
果たすとみられており、当面の見送りが確実になったことはアフガ
ン政局にも大きな影響を与えそうだ。
ISAFについてはアフガン暫定行政機構のカルザイ議長(首相
)、国連のブラヒミ・アフガン特別代表らが「全土の治安確保が重
要だ」として、安保理に対して地方展開を承認する決議案を採択す
るよう求めていた。
三カ国は地方での治安対策について「ISAFの直接投入ではな
く、ほかの方法もある」(英国)、「アフガン国軍と警察への訓練
が最優先」(フランス)などと説明している。しかし、国連外交筋
によると、三カ国は、治安確保に責任が持てないばかりか、「軍閥
」などが割拠する地方で戦闘に巻き込まれることなども懸念してい
るという。
また、現在約五千人規模の部隊を容易に拡大できない事情に加え
て、ISAFに不参加ながらも国軍訓練などでアフガン和平を後押
ししたい米国も全土での関与に極めて消極的だ。
一方で、六月までの駐留期限を延長する問題に関しては理事国間
で異論は出なかった。
(了) 020327 0956
[2002-03-27-09:57]