2009年まで4兆ウォン(約4000億円)以上を投入して40機を導入する韓国空軍の次期戦闘機(F−X)に米ボーイング社のF−15Kが内定された。
国防部高官は27日、「国防部が23日からF−15K、ラファール、ユーロファイター、スホイ−35の4機種に対する国内4機関別第1段階評価の結果を総合した結果、F−15Kとラファールが誤差範囲である3%以内に収まった」と述べた。
第1段階評価の結果、このようにF−15Kとラファールの2機種の点差が誤差範囲である3%以内に収まり、韓米同盟関係などの政策的な要素によって機種を決定する第2段階評価に移行するため、事実上、米ボーイング社のF−15Kの採用が決まったものとみられる。
同関係者はしかし「第2段階評価は関係省庁との協議などを経て、来月中旬以後の拡大獲得会議を経て機種を最終確定する計画だ」と付け加えた。
国防部は当初、28日に拡大獲得会議を開いて機種を確定する計画だったが、27日午前に青瓦台(チョンワデ、大統領府)で開かれた国家安全保障会議(NSC)で、一部の省庁がF−X機種決定の延期を主張した点を勘案し、第2段階評価および機種確定時点を遅らせたことが伝えられた。
国防部は27日午後にブリーフィングを行い、先月から進めてきた第1段階機種決定評価の結果を公式に発表する予定だ。
2002.03.27 15:18