【ワシントン26日=林路郎】
26日付の米紙クリスチャン・サイエンス・モニターは、アフガニスタン東部で米・英軍と協力している武装勢力司令官の話として、米同時テロの首謀者とされるウサマ・ビンラーディンと、テロ組織アル・カーイダのナンバー2、アイマン・アル・ザワヒリが、アフガン東部ホスト州内で地元民によって別々に目撃されたと伝えた。ビンラーディンは8日前ごろに、ザワヒリは4日前に目撃されたという。
事実とすれば、「ビンラーディンはアフガニスタンかパキスタンの部族地域に潜伏中」(チェイニー副大統領)との米国の見方を裏づけることになる。
しかし同紙は、司令官の発言について、「アフガンの各部族は勢力争いを有利に運ぶため、米軍を引き入れようと競争している」と注記し、目撃情報の信頼性から一定の距離を置いてもいる。
(3月27日01:22)