03/25 22:55 哀悼祭が盛大に復活 タリバン後のアフガンで 外信79 #01
【マザリシャリフ(アフガニスタン北部)25日共同】イスラム
暦の一月であるムハッラムの十日に当たる二十四日、アフガニスタ
ン各地のシーア派モスク(イスラム寺院)などで、タリバン政権後
初めてのイスラム教シーア派の哀悼祭アシュラが盛大に行われた。
アシュラは、イスラム教の預言者ムハンマド(マホメット)の娘
婿で第四代正統派カリフ、アリーの息子フセインがカルバラ(現イ
ラク)で六八○年ムハッラムの十日にウマイヤ朝軍にせん滅された
ことに哀悼の意を表す祭りで、毎年ムハッラムの一日から十三日ま
で開催。
タリバン政権下でいったんは禁止されたが、シーア派教徒がオマ
ル師に直談判し、規模を縮小して開催を許された。当時は、アシュ
ラの大切な儀式の一つで自らの胸を手で打つ「シナザダン」や女性
の祭りへの参加が禁止されていた。
三年ぶりの盛大な哀悼祭に、マザリシャリフではモスクに入りき
らない女性たちが路上にまであふれ、市内各所のシーア派教徒の居
住区で行事が夜まで続いた。
(了) 020325 2255
[2002-03-25-22:55]