03/20 10:27 テロ対策で協力態勢強化を アジアの治安幹部が協議 社会15
共同
国際テロへの協力態勢を強化するため、日本を含め八カ国の治安
担当者による「アジア地域テロ対策協議」が二十日、東京都内で開
かれた。
協議には、米国、韓国、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガ
ポール、インドネシアの各国と、日本の警察庁、外務省の治安担当
幹部が参加。
共同議長となった警察庁の漆間巌警備局長が「テロ対策には各国
の協力関係が重要」とあいさつし、参加各国のテロ対策の担当者が
イスラム過激派の現状と対策について報告した。
日韓のサッカーワールドカップ(W杯)についても、国際テロの
標的になる可能性があるとして、テロの未然防止のため情報を交換
した。
東南アジア地域では、フィリピンのイスラム過激派アブ・サヤフ
やマレーシアのムジャヒディン(KMM)などが、テロ組織アルカ
イダと関連があるとみられており、米国もテロ封じ込めのため積極
的に各国に情報提供している。
(了) 020320 1027
[2002-03-20-10:27]