【ワシントン27日=永田和男】米政府は27日までに、昨年の米同時テロ首謀者とされるウサマ・ビンラーディンの親族に、DNAの標本提供を要請した。主要マスコミが、政府筋の話として一斉に報じた。
今月上旬、アフガニスタン東部山岳地帯ザワル・キリで米軍機の攻撃を受けて死亡した3人の中の1人が、ビンラーディンである可能性が残っており、その遺体から採取したDNAと照合する目的と見られる。政府筋は、できればサウジアラビアで存命中のビンラーディンの母親の標本が望ましいとして、サウジ政府などに協力を要請しているという。(読売新聞)
[2月28日10時40分更新]