ウサマ・ビンラディン氏の異父弟でサウジアラビア在住の実業家シェイク・アハマド氏(36)は18日放映の米CNNテレビのインタビューで、「ビンラディン氏は元気で生存している」との信頼できる電話連絡が3週間前に母親のもとにあったと述べた。連絡をしてきた人物や詳しい内容については明かしていない。
アハマド氏はまた、ビンラディン氏が米中枢同時テロに関与したとの見方とともに、同氏が人工透析を必要とするまでの腎臓病を患っているとの一部報道を否定した。
ビンラディン氏が「神の次に熱愛する」母親の近況については「兄のことを大変心配し、ニュースにくまなく目を通しており(兄の問題では)今や専門家だ」と話した。
幼いころの兄との思い出については「一緒によくカウボーイや空手の映画を見に行った」と紹介。兄の性格を「とても心が優しい」が、「いったん思い込むと非常に頑固者」と評した。(ワシントン共同)