03/15 22:57 イスラム過激派が勢力拡大 イラク北部のクルド人地 外信122
【ワシントン15日共同】十五日付の米紙クリスチャン・サイエ
ンス・モニターは、イラク北部のクルド人地区でイスラム過激派組
織「アンサール・アル・イスラム」が勢力を拡大、地域の安定を脅
かしている、と報じた。
同紙によると、この組織はテロ組織アルカイダやイラクのフセイ
ン大統領と関係している可能性があり、約七百人規模の組織に膨れ
上がっているという。
メンバーは中東、南アジアからの過激派で構成され、アフガニス
タンを拠点とするアルカイダと酷似している。イラク反体制派クル
ド人組織のクルド民主党(KDP)やクルド愛国同盟(PUK)と
の対決姿勢を強めており、イラク北部のイラン国境付近の村を制圧
、女子学校に火を付けたり、ブルカの着用を拒否する女性を公衆の
面前で処刑したりしているという。
米国のブッシュ政権は「対テロ戦争」の一環としてフセイン政権
打倒を目指しており、クルド人組織などのイラク反体制組織への支
援を強化している。
(了) 020315 2257
[2002-03-15-22:57]