02/27 07:25 53%が「米国は嫌い」 イスラム諸国の世論調査 外信14
【ワシントン26日共同】米世論調査機関ギャラップが二十六日
発表したイスラム諸国九カ国で行った世論調査によると、米国が「
嫌い」との回答が53%で、22%だった「好き」との回答を大き
く上回り、イスラム諸国での反米感情の強さがあらためて浮き彫り
になった。
調査によると、米国が「好き」との回答はレバノンで41%、ト
ルコで40%だったのに対し、インドネシア27%、サウジアラビ
ア16%、イランが14%だった。パキスタンは5%と、調査対象
となった九カ国のうち反米感情が最も高かった。
また昨年九月十一日の米中枢同時テロについては、67%が「道
義的に許されない」と回答、イスラム諸国でも同テロが許されない
行為だったとの認識が一般的であることが裏付けられた。しかし一
方で、テロがアラブ人テロリストグループによって実行されたとは
信じないとの回答が61%に達した。
調査は昨年十二月から今年一月にかけて、九カ国で計九千九百二
十四人を対象に実施された。
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[2002-02-27-07:25]