本日(3・13)午前NHK衛星1で放送された「海外ニュース」のほとんどが、虐殺が激化しているパレスチナ情勢を報じた。
そのなかで、シャロン政権が数日前から進めている「パレスチナ人拘束作戦」で実施している前腕部への“数字刻印”に絞って、報道内容をアップする。
「BBCニュース」
● パレスチナ自治区で、ここ数日で数千人のパレスチナ人が拘束され尋問を受けている。
● アラファト議長が「一部拘束者の腕に数字を入れた」と語った。
「ABCワールドニュース TONIGHT」
● ラマラ地区に進行したイスラエル軍は、15歳〜54歳の男性に家から出てくるように呼び掛けている。
● 拘束されたパレスチナ人は、目隠しと手錠を施された状態で尋問を受けている。
● この状況が報道されたことで、パレスチナ人、イスラエル人の双方に衝撃が走っている。
● 一部の拘束されたパレスチナ人は、腕に数字を書き込まれた。
● アラファト議長のTVインタビュー映像を流し、アラファト議長は、左手の指で前腕部をなぞるようにして、「イスラエルはナチスと同じになった。一部拘束者の腕に数字を刻印している」と語った。
「スペインTVEニュース」
● イスラエルの中道左派トニ・ラビット議長が、議会と参謀本部長に、「パレスチナ人の男性前腕部に数字を印字させることを認めないよう」申し入れた。
● ラビット氏は、ナチスの手で強制収容所に入れられており、今でも前腕部に数字が残っている。
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★ 上記「文明諸国」のどのテレビ局も、イスラエルと自国民に配慮してか、事実をさらっと伝える程度で、どのような方法で数字を印字しているか伝えなかった。
(「BBCニュース」の内容だと、英語でも、誰が数字を入れた主体のかさえわからない報道の仕方)
マジックインクなどで書いたのなら消せるものだから大騒ぎすることはないだろう。
手術か何かで大掛かりに除去しようとしない限り消えない方法で書いたと推測される。