11日付の米紙ワシントン・タイムズは米情報機関が英国情報筋から得た情報として、91年の湾岸戦争の際、イラク軍機に撃墜され死亡したとみられていた米海軍のパイロット、マイケル・スコット少佐がバグダッドで捕虜となり、生存しているもようだと報じた。
複数の情報機関当局者によると、少佐の生存情報は数カ月前に英側から伝えられ、ブッシュ大統領へ報告された。米国の対イラク戦略にも影響を与える可能性がある。
少佐の操縦していたF18戦闘攻撃機はイラク軍のミサイル攻撃を受け、バグダッド西部の砂漠地帯に墜落した。米海軍は死亡と判断していたが、英国からの情報に先立ってイラクからの亡命者が少佐の生存を証言。昨年1月から行方不明米兵(MIA)と位置付けていた。(ワシントン共同)(毎日新聞)
[3月13日1時10分更新]