[ワシントン 11日 ロイター] ブッシュ米大統領は、アルカイダと関連した武装組織が存在する国に対し、テロリストの「寄生を排除するよう」訴えるとともに、イエメンは第2のアフガニスタンになる危険性がある、と警告した。
2001年9月11日の対米同時多発テロ攻撃から6カ月が経過したこの日、ホワイトハウスで行われた犠牲者を追悼する式典で演説したもの。
大統領は、「テロリストには、安住の地や結集の場所、隠れ家や庇護する政府、安眠の場所さえ与えるべきではなく、国際的逃亡者として扱わなくてはならない」と語った。
さらに、「自国を危険にさらし世界の平和を脅かすテロリストが寄生することを排除するよう、米国は各国政府に奨励し、そうした努力を期待している」と述べた。
そのうえで、フィリピンとグルジア、イエメンによるアルカイダと関連した武装組織の鎮圧に向けた努力を、米政府は積極的に支援していると指摘し、特にイエメンの危険性が高いと述べた。大統領は、「イエメンについては、第2のアフガニスタンになる可能性を回避すべく努力しているところだ」と述べた。
(ロイター)
[3月12日8時44分更新]