(回答先: <パキスタン>シーア派のモスクで銃乱射 10人死亡 3人逃走(毎日新聞) 投稿者 えーてる 日時 2002 年 2 月 27 日 18:26:47)
【イスラマバード春日孝之】パキスタンの首都イスラマバード近郊のラワールピンディで26日夜、武装した男3人がオートバイでイスラム教シーア派のモスク(イスラム礼拝堂)に乗り付け、30〜40人いた礼拝者に自動小銃を乱射。10人が死亡、12人以上が負傷した。3人は逃走した。
ムシャラフ大統領が先月、米国が主導する「テロとの戦い」に沿って、イスラム過激派を徹底的に取り締まると宣言して以来、最悪の事件となった。
ムシャラフ政権は宣言を行った国民向けテレビ演説以来、2000人以上の過激派を摘発してきた。このため国内では、今回の事件は同政権への「挑戦」と受け止められている。犯行グループは、パキスタン少数派のシーア派を敵視するスンニ派の武装組織とみられ、シーア派の報復で宗派間抗争が再燃する可能性が出てきた。
大統領は演説で、スンニ派最大の武装組織「セパイ・サハバ」とシーア派の「テリク・ジャフリア」を含む5組織の活動禁止を発表している。これらの組織による過去10年間の宗派間抗争で、約2000人が死亡した。
宗派間抗争は、スンニ派がサウジアラビアの、シーア派はイランの支援を得ているとされ、「代理戦争」とも呼ばれる。一部組織はアフガニスタンのタリバン政権下で軍事訓練を受けていた。(毎日新聞)
[2月27日10時31分更新]