(回答先: Re: 意味がよくわからない記事??? 投稿者 あっしら 日時 2002 年 3 月 08 日 20:51:36)
はじめまして。
2chのタリ板のニュータリバン1スレに若干そのことを調べて投稿してたモノです。
間違いもあると思いますが、今まで集めた情報をまとめるとだいたいこういうことのようです。
1東部評議会
2パドシャ=ハン=ザドラン(バッチャ=ハン)一派
3サイフ=ウル=ラフマン+ハッカニ一派
2はタリバン以前は小軍閥であり、タリバン時代、山中ににげこんでいた。このハン兄弟は暫定政府にくいこみ、アメリカ軍の下っ端になってパクティア・ホスト一帯を握ろうと画策。ボンの会議にも出席。暫定政府の辺境担当相・ホスト県知事はこの兄弟。米軍に自分の政敵をアル=カイダと告げ口して殺させたり捕まえさせたりしている。12月には東部評議会のメンバーがカルザイ就任式に出席するところを空爆させた。
1月末、パドシャ=ハンはパクティア県知事としてガルデズに赴くが、東部評議会においだされる。結局他人が知事になる。
2月中、パドシャ=ハンの弟ひきいる部隊が米軍から装備を支給され、訓練を受ける。今米軍と行動をともにしているのはこの部隊が主力。
このように、東部評議会とハン一派はいがみあっている。そもそも、この一帯のギルザイ系パシュトゥンはタリバンに協力していた。その雄がハッカニである。ハッカニはソ連撤退後1991にホスト県の知事となり、1995、北上してきたタリバンに合流した。
サイフ=ウル=ラフマンは元中級タリバンで、崩壊後、亡父がムジャヒディンとして名声を確立した基地にまいもどってきた。いま米軍がしきりにたたいているところである。のちにハッカニも合流。
ハンは、ハッカニ一派はアル=カイダである、と米軍に警告し続けていたので、今回の攻撃と相成った。
ちなみに、ハン部隊の訓練期間終了よりもはやくに攻撃が行われており、それは民主党の戦争批判に呼応しているので、米国内政治の都合で攻撃が繰り上げられた可能性もある。
今回の攻撃に東部評議会も兵を出している。それが「ジャウディン司令官」の部隊であろう。彼が言いたいのは、彼らの最近の主張、「ハンは和を乱し、米軍の威を借りて勢力を伸ばそうとする悪い奴らだ」ということであり、反米とか親米とかアルカイダとかに関係することを言いたいんではないだろう。
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webの新聞記事を集めてまとめただけなのにエラそうな口調ですね。すんません。癖なんで。