本日3・8午前NHK衛星1で放送された「ABCワールドニュース」は、国防総省が公表した9・11ペンタゴン航空機突入映像を流した。
警備用カメラの撮影と断りの上で流されたものには、何度リプレイしても、コマ送りで見ても、航空機の影も形も破片も映っていなかった。
「ABCニュース」も、映像に関してはなんの解説も加えないまま放送しただけ。
ビデオキャプチャーを保有していないのでみなさんにお見せできないが、雰囲気的には連続写真を映像化して流したというもので、コマ送りで見てもしばらくは変化しないものであった。(新聞記事にあるように、5枚の写真をつなげたものらしい)
1)低いアングルで国防総省の建物を映している(写真1)
映像左部分が建物で、右側が草地になっている。
五角形のどこかの頂点近くなのか、建物の壁はそれほど長くない映像。
2)壁の外側で爆発があったような映像(写真2)
五角形の頂点かそのちょっと向こうで起きた爆発のように見える映像。
グレイっぽい煙が立ち上がる。
3)赤い炎が徐々に大きくなっていく映像(写真3&写真4)
グレイっぽい煙のところが赤い炎に変わり、さらにそれが大きくなった。
4)赤い炎が建物の内側からも出ている感じの映像(写真5)
3)の状況がさらに大きくなり、建物の内側からも赤い炎が立ち上がっている。
5)建物の上方に黒い三角形のようなもの(映像的には4)の一部)
4)の映像には、3)の映像では見られなかった物体?が、建物の上(宙なのか屋上なのか微妙)に映し出された。
一連の映像でいちばん気になったのは、この物体であった。
最初に書いたように、1枚の写真を2秒分ほどで映像にしたもののようなので、物体が、固定のものか、動いているものか不明である。
※ 「毎日新聞」の記事にあるような、「ハイジャックされた飛行機と見られる白い物体が地上近くを飛び,・・・」という映像はなかった。(毎日の記者は写真を実際に見たのだろうか?)
映像が実際に9・11突入時のものであるとしたら、映像を見る限り、ペンタゴンの建物の外側でまず爆発が起こり、続いて内側でも爆発が起こったというものである。
映像で大きくなっていった赤い炎は、ジェット燃料が流出し引火したものなのだろうが、その前にもそのときにもその後にも、航空機の影も姿も破片も映っていない。
その意味では、「ペンタゴンへの突入は捏造だった!」という書き込みの傍証になる映像である。
結論的に言えば、国防総省は、よくまあ、こんな映像を航空機突入のものだと言って公表したものだという印象を受けるものだった。