[ニューヨーク 26日 ロイター] ニューヨーク・タイムズ紙は米当局者の話として、アフガニスタンで押収された物質から核兵器の原料となる物質は発見されなかった、と報じた。
同紙によると、テロ組織アルカイダの核兵器製造に関する計画や状況把握のため、アフガン国内の政府の建物や軍施設、洞くつなど110カ所以上で捜索が行われた。
その際、米情報当局者や特殊部隊が疑わしい3つの容器を発見。解析のため本国に送ったが、懸念するほどの量の核物質は検出されなかった。
同様に押収されたフロッピーや文書の解析結果と合わせると、アルカイダとその指導者のウサマ・ビンラディン氏は、核物質を入手しようとして、やみ市場で偽物をつかまされていた可能性があることが分かったという。
ただ、米当局者らは、アルカイダが核物質をまったく保有していないと断定するのは不可能、との見方を示しているという。(ロイター)
[2月26日21時53分更新]