03/06 22:27 グルジアと米けん制の声明 ロ下院 外信110
【モスクワ6日共同】ロシア下院は六日、隣国グルジアへの米軍
部隊派遣について「グルジアやカフカス地域の情勢をさらに複雑化
させる」として、米国とグルジアの双方をけん制する声明を圧倒的
な賛成多数で採択した。
グルジアへの米軍派遣はプーチン大統領が容認を表明したが、下
院声明はロシアに代わる米国の影響力拡大への懸念がロシア国内で
根強いことを示している。
声明は、外国軍支援を必要とするグルジアの状況に理解を示した
上で、ロシア側の支援申し出をこれまでグルジアが「無視してきた
」のは遺憾と表明。今後事態が「好ましくない方向に発展」すれば
、グルジアからの独立を求めるアブハジア、南オセチア両共和国の
独立承認を下院が検討する用意があるとしている。
(了) 020306 2227
[2002-03-06-22:27]