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「「アルカイダ潜伏」は米軍派遣の口実」 ジャーナリスト常岡浩介氏 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 3 月 03 日 17:51:06:

(回答先: 現実的判断のロシア大統領 対テロ戦がグルジアへ拡大 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 3 月 03 日 17:49:49)

03/03 15:57 ビンラディン氏の支援ない 米軍のグルジア派遣で  外信37
共同
 昨年六―十二月にグルジアで武装勢力に密着取材したジャーナリ
ストの常岡浩介氏に聞いた。(共同=佐藤親賢)        
 ―米国はパンキーシ渓谷にアルカイダ兵が逃げ込んだと主張して
いるが。                          
 「タリバンの残党がイラン経由で入国したとグルジア当局者から
聞いたが、パンキーシでチェチェン人を支援しているのはトルコ人
やアゼルバイジャン人義勇兵で、アルカイダ兵はいなかった。チェ
チェン人が『なぜウサマ・ビンラディン氏はわれわれを支援しない
のか』と不満を表明していたほどだ」             
 ―「アルカイダ潜伏」は米軍派遣の口実か。         
 「そういえると思う。グルジアは経済の破たんで兵士に給料が払
えず、正規軍の装備も貧弱だ。国内にはアブハジアや南オセチアの
ほか、トルコやアルメニアの国境でも独立の動きがあり、シェワル
ナゼ政権は米国の支援を必要としている。中央アジアに続いて権益
確保を目指す米国の利害と一致した」             
 ―グルジアでのチェチェン武装勢力の現状は。        
 「パンキーシ渓谷ではチェチェンのゲラエフ司令官らがイスラム
義勇兵を含め約六百人の部隊を指揮しており、チェチェン武装勢力
の拠点となっている。チェチェン部隊は自動小銃や携帯式ロケット
砲などのロシア製兵器で武装し、個々の装備はグルジア軍を上回る
ほどだ」                          
 「わたしが従軍したゲラエフ司令官の部隊は東部のパンキーシか
ら西部のアブハジアまでグルジア軍のトラックで移動、アブハジア
軍と交戦した。グルジア、チェチェン間で、対アブハジア作戦に協
力すればチェチェン部隊に食料や武器の支援をするとの密約がある
と聞いた」                         
 ―チェチェン人がテロリストと非難されている。       
 「チェチェン人はロシアからの独立のために戦っており、米ロが
主張するようなならず者ではない」              
 【略歴】1969年7月長崎県生まれ。早稲田大卒。94年長崎
放送に入り98年フリーに。チェチェン、アフガニスタンなどを取
材。                            
(了)  020303 1557              
[2002-03-03-15:57]
03/03 15:48 グルジアとは  外信39

 グルジア 黒海沿岸にあり旧ソ連構成共和国の1つ。人口約55
0万人。首都トビリシ。1991年の独立に前後して、南オセチア
自治州やイスラム系のアブハジア自治共和国がグルジアからの独立
を求めてグルジア軍と交戦、停戦合意後も民族抗争が続いている。
ソ連外相だったシェワルナゼ大統領は北大西洋条約機構(NATO
)加盟希望を表明するなどロシア離れを進め、ロシアはグルジアの
チェチェン共和国国境付近がチェチェン武装勢力の拠点になってい
るとして批判している。(共同)               
(了)  020303 1548              
[2002-03-03-15:48]

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