03/01 14:56 テロに備え「地下政府」 外信62
【ワシントン1日共同】一日付の米ワシントン・ポスト紙は、米
国が核によるテロ攻撃を受けた場合でも、政府の機能がまひしない
ようにするため、百人前後の民間の専門家を、地下の防空ごうのよ
うな施設に二十四時間寝泊まりさせる「地下政府」を、ひそかに発
足させたと報じた。
同様の構想は、核戦争の脅威があった冷戦時代にも存在したが、
実行に移されたのは初めてという。
同紙によると、地下政府には、状況に応じて七十人から百五十人
が参加。九十日交代で、首都ワシントン以外の極秘の地下施設に勤
務。緊急事態発生時の食料や飲料水の備蓄や配備、エネルギーや通
信などのライフラインの維持、公衆衛生対策などを担当する。
地下政府への指示は、大統領や副大統領が直接行うという。
(了) 020301 1456
[2002-03-01-14:56]