現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
神奈川県寒川町一之宮6、さがみ縦貫道路工事現場で9月25日、異臭とともに約10本のビール瓶が割れた状態で発見され、掘削作業に携わった男性作業員6人が発しんやかぶれを発症していたことが31日、わかった。6人は現在も通院中。
国土交通省横浜国道工事事務所は、ビール瓶に入っていた不審な液体が原因とみて、同日、防衛庁に内容の分析を依頼した。工事現場は戦時中、旧相模海軍工廠があった場所で、イペリットを含む毒ガスを製造していたとされる。
同事務所によると、ビール瓶は地中70―150センチの所に埋まっていた。ゴムの焼けるような鼻を突くにおいがしたという。
作業員6人は30―50歳代で、10月1日から12日にかけて発症した。発しんやかぶれの症状のほか、のどや目の痛みなどを訴え、うち3人が仕事を休んでいる。同工事事務所は民間分析会社に成分分析を依頼したが分からなかった。現場ではその後、割れていないビール瓶も2本見つかっている。
イペリットは、皮膚に触れると重度の炎症を起こし、肺に入った場合は死亡するケースもある。オウム真理教が製造していたことでも知られ、サリン防止法の規制対象にもなっている。
現場は、相模川沿いの製パン工場や化学製品工場が立ち並ぶ工場団地の一角。(読売新聞)
[10月31日23時34分更新]