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(回答先: Ωマッチ−このウジムシ野朗!町田社長。 投稿者 日時 2002 年 10 月 05 日 13:28:37)
シャープ投資はジャンク債並み
将来の液晶技術ニーズは3Dハイビジョン立体TV放映にある事はいうまでもない。特に3D技術は確立されており,全てのフイルムを一定の3Dトランスミッションコンバータソフトを通すだけで簡単に立体映像化できる時代だ。幾つものこうした立体ソフトが簡単に入手できる。かつて東芝や松下はハイビジョンに参入し,NHKでも手痛い失敗を重ねた筈だ。単に映像を微細にするだけで消費者は満足しない。出演者も『鼻毛さえ気になる。』と言ったのは北島三郎だったか,島倉千代子か。次ぎの時代は3D立体映像放映でBSデジタルハイビジョン放送はこれを可能にする技術だ。
しかし,シャープが次世代とマークするCGS液晶タイプは未来永劫3Dソフトに対応しきれない。先進の発光ダイオード技術を有さず3Dソフト互換性も無く,独自SW液晶コンバータを使用しコントラスト比も見劣りする。だからこれが国際標準化されることはまず有り得ない。シャープの液晶技術はハイクラスと言うには程遠い。
三重県はシャープ亀山進出に亀山市と合わせ総額135億円を直接投資しシャープ1社だけに『経営梃入れ』を実施する。しかし,従来CGS液晶タイプに直接投資する事はジャンク債並みの危険さを伴なう。特にシャープはこの株価低迷時に多気第3工場と亀山工場に総額2500億円を直接投資するから危険だ。世界の液晶相場は10%超と下落している。シャープは売り上げこそ2兆円目前クラスだが最終利益はたかだか100億円程度。利益率にして0.5%程度の低さだ。さらに液晶相場は崩れる事が確実視されている。すると,どうなるか。赤字転落は見えているのだ!異にサムソンや三星,タイガーなど海外勢の値引攻勢は激化する。サムソン1社の利益は実にトヨタにも匹敵し技術水準はシャープよりも遥かに高いとさえされている。こうした「極度なリスク投資」は従来より気違いとさえ呼ばれ(日経ビジネス他)敬遠されてきた。シャープ経営陣は既に狂っているのだ。三重県はこの不況の時代,シャープ1社だけに梃入れを実施する事は許されない。政府でさえも実施しない馬鹿を三重県がこれからやろうとしている。シャープ破綻後,全国から非難嘲笑が浴びせられることだけは確実だろう。