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(回答先: 「介護に疲れた」茨城で84歳夫が寝たきり妻を絞殺(読売新聞) 投稿者 inu 日時 2002 年 9 月 29 日 12:56:20)
所謂、老々介護による共倒れというやつですか・・・。やるせないですね。介護に対するサポート体制(訪問介護、ディサービス、ショートステイなど、介護サービスの利用状況や家族の介護に対する認識)がよくわからないので、あまりコメントすることができないのですが、福祉が行政措置から介護保険制度へ移行する中で、どこに介護の問題を相談するべきかわからない方が多いのではないでしょうか。
このような場合は、まずお住まいの役所の福祉部局へ電話することです。介護保険法施行以前は、福祉事務所による「措置」でした。従いまして、特に年配の方は「下の世話を役所に世話になりたくない」と考える方が多くいらっしゃいます。しかし、介護保険法が施行されてからは、介護保険による福祉「サービス」でございます。介護保険の適用になれば、この福祉サービスを利用できます。万一、適用にならない場合でも、福祉事務所が相談に応じてくれるはずです。
ただ、介護保険が適用になると、ケアマネージャーをさがさなければいけないので、どのケアマネージャーを選ぶべきかということが煩雑な点ではあります。その点では、行政措置の時代のほうがシンプルかもしれませんね。役所の福祉に問い合わせればよかったのですから。
介護保険は保険料で運営されているので、介護サービスそれ自体は行政措置ではないので、「役所の世話になっている」ということにはなりません。福祉事務所の措置でも、これは、憲法でいうところの生存権でございます。「すべて、国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」でございます。
福祉サービスを使うことは、恥ずかしいことでもなければ、後ろめたいことではございません。国民の権利でございます。このように考えていただいて、一件でもこのようなことが起こらないようにと思う次第でございます(祈)。