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渡辺一成原町市長の1級建築士不正取得の疑惑については
度々報じてきたが、一成氏からは何の釈明もない模様である
ので、今号、次号の2回に亘り、徹底調査の結果を報ずる事
にする。
紙面の都合で今号では粗筋のみとし、次号に於て詳細を報ずるものとしたい。
一成氏はまず2級建築士の資格を不正取得しているので先ず、
そこから大筋を述べていく。
建築士法第15条では、2級建築士試験及び木造建築士の受
験資格について次の様に規定している。
2級建築士試験及び木造建築士試験は次の各号の1に該当
する者でなければ、これを受けることができない。
(1) 大学または高等専門学校において、正規の建築に関す
る課程もしくは土木に関する課程を修めて卒業した後、建
築に関して1年以上の実務の経験を有する者。
(2) 高等学校叉は旧中等学校にえいて、正規の建築叉は土
木に関する課程を修めて卒業した後、建築に関して3年以上
の実務の経験を有するもの。
(3) 都道府県知事が前各号と同等以上の知識及び技能を有
てすると認める者。
(4) 建築に関して7年以上の実務の経験を有する者。
法はこのように規定している。一成氏は原高卒業、土木、
建築はない。東北大1年中退であり、左翼運動に傾注し、角
材ふり廻しに専念していたので、右の試験資格はない。だ
が一成氏は2級試験を受け合格している。実に不思議な事
だ。
一成氏は、大学中退後3年程して、全建総連原町建築組合
に事務局として就職している。この組合の事務局として講
習受講生らの手伝いをする中、片隅で講習を聞いていたよ
うだが、講習が終わるや「俺も2級建築士の資格を受ける
かな」と言い出し、資格がないので試験は受けられない、
と人に言われた事から当時組合長の小林建築設計事務所々
長林博氏(講師でもあった)に相談し、一成氏は林氏の事務
所に7年以上勤務したとする偽書類を作成して、7年以上の
実務経験があると偽り試験わ受け合格したものである。
要するに一成氏は林氏と共謀して不正に試験を受けたと
いう事であり、実際に林氏のところに一成氏が7年以上勤務
していたなら、給与の支払いがなされ、源泉徴収がなされ
ていた筈であるが、その形跡は一切ない。本紙は既に一成
氏に2級建築士受検の資格がなかった事実を当時の関係者に
聞取り調査をしているので次号に詳しく述べるが、一成氏
は2級合格4年後に1級資格を取得している。しかし、土台で
ある2級の受験に先ず不正があった。従って一成氏は偽りの
資格に基づいて取得したもので、やはり不正取得に変わり
はない。(後略)
地方行政改革研究会議編集「地方行政」
通刊207号 平成14年9月15日発行