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9日午後5時5分ごろ、宇都宮市中央3丁目に住む無職渡辺登幾雄さん(81)が自宅で死んでいるのを親類らが見つけた。栃木県警は殺人事件とみて宇都宮中央署に捜査本部を設置した。渡辺さんは宇都宮市出身のアルトサックス奏者、渡辺貞夫さんの長兄。
渡辺さん宅は2階建てで、遺体はふとんにくるまれた形で、1階の押し入れの中から見つかった。
調べでは、渡辺さんは一人暮らし。6日正午ごろ、知人の女性が渡辺さん方を訪ねて会っているが、翌7日夕、親類の男性が渡辺さん方を訪ねたところ、施錠されずに、靴はあるのに本人がいなくなっていたため、捜索願を提出。9日夕、親類が捜査員を伴って屋内を確認したところ、遺体を発見した。部屋には異臭が漂っていたという。
荒らされた形跡はないという。
渡辺さんは著名なサックス奏者である貞夫さんの兄として近所でも有名で、気さくで明るいと評判だったという。刀などの古美術品を集めるのが趣味だったという。01年には美術刀剣や古式銃の研究に従事した功績が評価され、文部科学相から地域文化功労者表彰を受けていた。
昨年、妻を亡くしてからは一人暮らしで、昼過ぎに買い物に行く姿がよく目撃されていたという。「ここ2日間ぐらい見かけないので、おかしいなと思っていた」と近所の住人は話した。 (22:10)