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小泉政権を中心に政界を皮肉った曲「あぁ永田町!」=写真=が29日発売され、話題になっている。有線の放送所で火がつき、一時はメジャーレコード各社が争奪戦を繰り広げたほどの作品だ。最終的にはインディーズレーベルからの発売となったが、それも異例の販売展開。永田町でも波紋を呼びそうだ。
♪痛みは仕方ないけれど 僕が痛いのはちょっとイヤ
歌とせりふからなる同曲には、毎度お騒がせの田中真紀子前外相、鈴木宗男衆院議員のほか、橋本龍太郎、森喜朗両元首相から青木幹雄、野中広務両氏らの名前をパロディーにした詞が並び、《皆んなもついてる嘘だけど ばれた人だけツイてない》。
メロディーはどこか気だるそう。女性とおぼしきボーカルは「ながた すずめ」で、関係者によると、「この曲のためだけにデビュー。政界の裏アイドルを目指すので顔は出さない」という。
当初はプロモーション用に1000枚制作し、都内の有線放送所に配布した。中には難色を示した放送所もあったというが、一部の放送所の女性が「面白い」とかけたところ反響が殺到した。
大手レコード会社数社もCD発売に向け、水面下で動いたが、「最終的には内容面で政治家の先生への遠慮もあって、二の足を踏んだ」(制作担当者)と脱落。
一方、最近はモンゴル800のアルバム「MESSAGE」のようにインディーズで200万枚をセールスするなど、インディーズ・レーベルが注目を集め、関係者も「インディーズでの発売を狙っていた」という。
「あぁ永田町!」は、新しい流通組織「ネオプレックス」から発売された。CDセールスの低迷にあえぐ全国の中小レコード店が、その対策として組織した業界初のレコード店による独自販売網で、全国1000店規模の販売組織となる。
この流通網にのる「−永田町!」は、インディーズ盤としては異例の1万枚を出荷。売れるか売れないかは、小泉政権の浮沈次第!?
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2002_07/2t2002073004.html
ZAKZAK 2002/07/30
コメント:『政治家の先生への遠慮』から大手音楽会社がこの曲の販売に二の足を踏んだというくだりが気になります。いつからのこの国は「表現の自由」のない国になったのでしょうか?
そういえば、個人的な友人が「最近、日本と北朝鮮は一体どこが違うのかだんだん分からなくなってきた。もの言えば唇寒いところとか与えられる情報が操作され手いるところとか、だんだん生活苦になってきているところとか、みんなそっくりじゃないか?」とついこの前言ってたのを思い出しました。