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日本列島は東西両端部分が隆起、中央部分が沈降するなど、地域ごとの地盤の上下が、国土地理院によるGPS(全地球測位システム)観測の解析で明らかになった。変動は年間最大10ミリ程度で、日本付近の岩板(プレート)の動きなどを反映したものとみられるが、地殻が両側から圧縮されて隆起していると予想された糸魚川(新潟県)―静岡線、新潟―神戸間の両地帯が、実は沈降していることも判明。村上亮・総括研究官は「興味深い新事実」として、横浜市で開催中の日本地震学会で13日発表する。
同院では6年前から、現在の観測網を整備して長期観測を続けており、「大まかな傾向をつかめる時期になった」(村上総括研究官)と判断。1996―2002年に各地がどのくらい上下したかを、初めて解析した。
その結果、東海地震が想定される駿河湾沿岸のほか、隆起していると予想された糸静線と新潟―神戸間、プレート境界から離れ、影響が薄いとみられていた北海道、東北の太平洋岸などでも、広域的に沈降していることが分かった。
(11月13日14:44)