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国土地理院(茨城県つくば市)は18日、10月初めから中旬にかけて、千葉県の房総半島東部を中心に、通常とは逆方向に最大で2センチ動く地殻変動を観測したと発表した。
地理院はくっついていたプレート(岩板)の境界がゆっくり滑り、地表では大きな地震にならない「ぬるぬる地震」が起きたとみている。気象庁は「地殻変動データには異常はなく、大きな地震に直結することはない」としている。
房総半島は、日本列島を載せたユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートが沈み込むことで通常、北西方向に年間約2センチ移動している。ところが、地理院の衛星利用測位システム(GPS)の観測で、今月初めからの約二週間で南東方向に1―2センチ移動していたことが分かった。
地理院はこの間に「ぬるぬる地震」が発生したと判断。試算では、一瞬で起きればマグニチュード(M)6・5の地震に相当するエネルギーがあったが、約二週間かけて徐々に解放されたため、大きな地震にならなかったとみている。〔共同〕 (21:00)