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http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20021010/mng_____sya_____006.shtml
(東京新聞より:2002/10/10)
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三浦半島横断の活断層
30年以内地震の確率高い
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国内の活断層を評価する政府の地震調査委員会は九日、神奈川県の三浦半島の中部をほぼ東西に横切る「三浦半島断層群」で三十年以内に地震が起きる確率が6−11%とする評価結果をまとめた。全国の主な活断層の中でも発生確率の高いグループとされた。
■『M6.7程度以上』
断層群は葉山町から横須賀市南部に達する「主部」と、三浦市を横切る「南部」に分けられる。主部はさらに衣笠・北武断層帯(長さ約十四キロ)と武山断層帯(同約十一キロ)に分かれ、地震発生確率はそれぞれ三十年以内が0−3%、6−11%、五十年以内が0−5%、9−20%とされた。
地震の規模はそれぞれマグニチュード(M)6・7程度以上、M6・5程度以上と見積もられた。
断層群南部の地震規模はM6・0程度以上とされるが、過去の地震データが不足しているため発生確率は計算できなかった。
同委員会は、大きな地震を起こす可能性のある全国の九十八カ所の断層帯を評価している。このうちデータのある半数の断層について、三十年以内の発生確率を試算すると(1)約半数が0・1%未満(2)約四分の一が0・1%以上、3%未満(3)残り約四分の一が3%以上、となった。(3)が発生確率の高いグループとされる。
比較のため同じ手法で阪神大震災を起こした一九九五年の兵庫県南部地震の確率を発生直前にさかのぼって計算すると、三十年以内が0・4−8%となるという。