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(回答先: 箱根大涌谷 土石流発生 噴火の前兆か!? 投稿者 温泉屋 日時 2002 年 10 月 08 日 22:52:51)
◆台風21号豪雨で箱根町
台風21号の豪雨による影響で箱根町元箱根から芦之湯にかけて発生した土砂崩れは、長さ約五百メートル、幅約二十五メートルにわたる大規模なものであったことが七日までに分かった。土砂崩れは、温泉旅館一軒の営業を中断させ、温泉配湯管を破壊するなど温泉地に深刻な被害をもたらした。
土砂崩れの発生時間は一日午後七時八分ごろ。現場は約三〇度の雑木林の斜面で、細い沢が流れていた。約一万三千トンの土砂がこの沢を伝い、先端は約一・五キロ下の芦之湯の温泉旅館「山形屋」にまで到達し、同旅館内に流れ込んだ。
現場にあった町営温泉供給施設は流れ込んだ土砂で、送配湯管が破損され、温泉を供給することができなくなった。同施設は芦之湯や元箱根の旅館、ホテル十二軒や別荘、一般家庭などに温泉を供給しており、自前の源泉を持たない数軒の旅館・ホテルは、宿泊客が温泉を利用できない状態。ただ、供給施設本体は破壊されていないため、町観光部は「送配湯管の修理で復旧可能ではないか」と話している。
「山形屋」には一階部分に土砂が入り込み、「来年正月まで営業再開は難しい」(同旅館)という。一日も早い再開に向け、復旧作業に取り組んでいる。
土砂で送電線を切断され、営業を中断している伊豆箱根鉄道の箱根駒ケ岳ロープウエーとケーブルカーは「送電線を復旧し、今週末の営業再開を目指す」と話している。
県小田原土木事務所では、「町内では通常の斜面のため、土砂崩れを想定していなかった」と話す。直前の午後六時からの一時間には、最大雨量九五ミリを記録しており、町防災課は「短時間に大量の雨が降ったことが土砂崩れの原因」とみている。
http://www.kanagawa-np.co.jp/news/nw02100893.html