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小惑星:大気圏突入を核攻撃と誤認、核戦争の恐れ 米空軍警告
【ワシントン斗ケ沢秀俊】小惑星やいん石の大気圏突入を核攻撃と誤認して核戦争が起こる恐れ
があると、米空軍幹部が3日、連邦下院議会の証言で警告した。米国以外の国には核爆発か小惑星
の燃焼かを即座に識別できるシステムがなく、空軍は小惑星突入情報を関係国に連絡する制度を検
討しているという。
下院科学小委員会でのワーデン空軍准将の証言によると、今年6月、米国の衛星が地中海上空の
大気圏で、広島原爆と同等のエネルギーの放出を示す強い光をとらえた。空軍の識別システムで、
直径5〜9メートルの小惑星が大気圏で燃焼して光を出したことが直ちに判明した。こうした核爆
発並みのエネルギーを出す小惑星やいん石の大気圏突入は1年間に少なくとも30回以上あるとい
う。
同准将は「核保有国であるインドとパキスタンが高度な警戒態勢に入っている時、小惑星が両国
の上空で大気圏突入したら、(核攻撃と誤認した国の核使用により)恐ろしい結果が起こりうる」
と指摘した。
米航空宇宙局(NASA)によると、地球の近くにある小惑星やいん石は619個が確認されており、毎年新たに100個前後
見つかっている。現時点では地球に衝突して被害を及ぼす恐れのある可能性はないという。(毎日新聞)