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首都圏で地震が起こったときの揺れを予測するため、東京大学地震研究所などが房総半島の地殻構造調査を始めると3日発表した。半島を縦断して深さ30キロ程度まで地下構造を調べる。文部科学省の大都市大震災軽減化特別プロジェクトの一環で、これほど大規模な地殻構造探査は国内では初めてという。
調査は、10〜12月にかけて行う。房総半島南端から茨城県鹿嶋市まで165キロにわたって、人工的に震動を起こし、地下深部から反射する波をとらえて、地下構造を分析する。地震計を50〜100メートル間隔で設置し、精密に調べることで、プレート境界の凹凸や地下の断層などを突き止める。
房総半島の下にはフィリピン海プレートが沈み込んでおり、陸側プレートとの境界で1923年の関東大地震などが起きた。地震の際にどんな揺れが起こるのか、地下構造から予測計算するほか、プレート境界の凹凸と地震が起こる場所との関係なども調べていきたいという。
(19:10)