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南極上空のオゾンホールが2つに分裂 異常気象が原因か
2002.10.01
Web posted at: 05:41 JST
- CNN
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)と海洋大気局(NOAA)が、9月に観測され
た人工衛星のデータを分析したところ、南極上空のオゾンホールが2つに分裂しているこ
とがわかった。このような分裂は観測史上、例がないことという。
NOAAの気象学者、クレイグ・ロングさんによると、今年は南半球で大気の流れが大
きく乱れており、オゾンホールの分裂の原因になった。またNASAのポール・ニューマ
ンさんによると、南半球の異常な高温のため、オゾンホールは分裂後、小さくなっている
という。
オゾンホールは、高度1万メートル以上の成層圏に広がるオゾン層で、オゾンの量が異
常に少なくなる現象。オゾン層は、地球の生命を紫外線から守る役目をしているが、人類
の活動で放出されるフロンなどから出る塩素や臭素の影響で、破壊されると考えられてい
る。
1996年から01年にかけ、オゾンホールは2400万平方キロ程度に広がり、00
年には、米国の面積の約3倍に相当する史上最大の2800万平方キロにも広がった。
だが今年の初期のデータでは、面積は1500万平方キロにとどまっている。これにつ
いて、NASAやNOAAは「異常気象による現象で、長期的にオゾンホールが小さくな
っていることを示しているとは必ずしもいえない」としている。
NASAのニューマンさんは「塩素や臭素もオゾンホールの原因だが、温度も大きな影
響を与えることがわかる」と話している。
http://www.cnn.co.jp/top/K2002100100119.html